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『同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?「自分の頭で考える子」に変わる10のマジックワード』という本を図書館で借りて読んでみました。
息子がなんで勉強が出来ないのかは分かっているので、少しでも賢くするにはどうしたらいいか?を具体的に知りたくて、そのヒントとなるような本を読んでいるのですが、共通することはコレ。
親からの問いかけ。
子育てをする上でも、子供に問いかけて自分で答えを導かせるのが大事なように、頭を良くする為にも子供に問いかけて自分で考えさせることが大事というのが結論ですね。
同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?
「同じ勉強をしていて、なぜ差がつくのか?」というと、人によってタイプが違うから。
一緒に旅行をしていても、そこから沢山吸収する人と、何も感じない人との差とでもいいましょうか。
タイプ1⇒学んでいるように見えるが、学ぼうと思っていない人
タイプ2⇒授業中・仕事中だけでしか学ばない人
タイプ3⇒寝ている時以外、日常すべてが学びになっている人
というタイプの違いから、同じ勉強をしていても差ができるとのこと。
うん、息子は完全にタイプ1です。
一応、毎日ルーティンで家庭学習はしているけど、何も学んでないです。
学校での様子は分からないけど、話しを聞く力もないし、挙手もしないから、半分以上は聞いていないだろうし、聞いていても実験をしても殆ど身についていないんだろうなと感じます。
私自身が何で対して勉強しなくても高校入学までイージーモードで過ごせたのかも分かりました。
生活の中から自然と学んでいたんだと思います。
※私の中で第1志望校に入学できたことがゴールだったのでそこで思考が止まった
だから、息子に対しても「わざわざ教えなくても、生きていれば身につくだろう」と思う事は特に教えてこなかったけど、息子はそういうタイプではないので、それこそ1から100まで教えないとダメそうです。
しかも、教えたところで息子が学ぼうとしないから殆ど効果がないという・・・
私は本やマンガを読んでいる時は突っ込みながら読んでいたんですけど、それもタイプ3に入るようです。ただ、小学生の頃に国語のテストで「あなたの意見を答えなさい」という問題に自分の考えを書いてバツを貰って以来、何で自分の意見を書いたのにバツにされたのか意味が分からず国語が嫌いで不得意になったんですけどね。
※国語の解答の仕方なんて教えてもらわなかったし
試しに息子に「教科書や本、マンガを読んで、これはないでしょ!?とか思ったことある?」と聞いたら、清々しいほどに「ない!フーンと思うだけ」と答えられました。
うん、やっぱり息子は勉強が出来ないタイプだとハッキリ分かりました。
考える子にするための問いかけ
この本では「10のマジックワード」として、問いかける方法が書かれていました。
とにもかくにも、ほんの少しでも「うーん・・・」と考えさせる時間が大切とのこと。だから、考えさせる為のワードが基本です。
「なぜだろう?」「どう思う?」「どうしたらいい?」
その次に、抽象度をあげる「要するに?」。
具体化させる「たとえば、どういうこと?」。
プラスアルファの問いかけとして、「楽しむには?」「何のため?」「そもそも、どういうこと?」「もし~ならどうする?」「本当だろうか?」。
私は息子にせいぜい「なぜだろう?」「どう思う?」「どうしたらいい?」くらいしか問いかけてこなかったけど、問いかけにも色々なバリエーションがあるんですね。
この本は具体的な問いかけワードが書かれていて、それがどういう作用をもたらすのかが分かりやすく解説されているので、私の中ではかなり納得の1冊です。
本を読み進めていて、「いやさ、問いかけたって速攻で、わかんなーい!って答えられて全く考えないよ!?」って思ったんですけどね、その答えも後のページに書かれていました。
人は問われたときに一瞬でも、問われたことに意識が向くため、「わからない」と答えていても「考えている」状態になるようです。重要なのは、問われた結果の”答え”ではなく、「考えている」という”プロセス”だから、例え「わからない」と言われても、問いかけることが大切とのこと。
この問いかけワードについての注意点も書かれていたので、内容を詳しく知りたい方は、是非とも本を手に取ってみてください。
私的には久々に納得できる育児本に出合えたなと感じました。
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