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小学1年生の息子の小学校では、気が付けば繰り上がりのある足し算が始まっていました。
今のところ、息子は繰り上がりのある足し算はソツなくこなしています。
教科書やノートを見る限り、さくらんぼ計算方式で習っているようなんですけど、宿題ドリルやテストで繰り上がりのある足し算を解く際に、さくらんぼを書くことは強要されていないようなので、息子の脳内がどういう状態なのかは分かりません。
計算をしている過程を横で見ていると「なな、よん、じゅういち」と言っている時があるから、もしかしたらある程度は計算パターンを暗記しているのかもしれないけれど、一応息子自身に聞いてみたら、10のかたまりを作る考え方(さくらんぼ計算)をしているそうな。
色々調べた結果、さくらんぼ計算をする時は「小さい数を分解する」方が圧倒的に良いそうです。理由は、単純に大きい数を分解するよりも小さい数を分解する方が間違える確率が減るから(但し、「5」が絡む場合は悩みどころではある)。
実際、私が家庭学習ノートで繰り上がりのある足し算の問題を作る時、たまに「じっくり考える繰り上がりのある足し算」と称して、敢えて「さくらんぼ」を書かせる問題を仕込むわけですが、その時も「小さい数を分解しよう!」と誘導しています。
が。
がっ!!!
息子が学校から持って帰ってきた繰り上がりのある足し算プリントを見てガッカリしたんですよ。そのプリントの内容が、まさに私の「じっくり考える繰り上がりのある足し算」だったんですね。
なんだけど、分解する数がテキトー過ぎるんですわ。
必ず、後ろの数を分解しています。
例えば「2+9」の問題。
普通はどう考えても「2」を分解させるでしょ!?
なのに、宿題プリントでは「9」の方を分解するように「へ」が記載されておりました・・・もうね、全部何も考えずに後ろの数字を分解。
これさ、100歩譲って足し算はいいとして、引き算はどうやって教えるのだろうか。
引き算の場合は上記関連記事中にも書いてある通り「引いてたすさくらんぼ計算」と「引いて引くさくらんぼ計算」があるんだけど、私個人としては「引いて引くさくらんぼ計算」の方が受け入れやすいと思うわけで。
うむ。
とりあえず、今回の宿題については、「このプリントには既に9を分解するように書かれているからそうするけど、本当は2、小さい数を分解するからね!」と息子には言っておきました。
これですね、市販のドリルでも結構あります。
小さい数の分解を徹底しているドリルもあれば、そうでないドリルもあります。以前「これいい!」と紹介したリラックマのドリルは、繰り上がりのある足し算については小さい数を分解させる方式だけど、繰り下がりのある引き算は「引いてたすさくらんぼ計算」と「引いて引くさくらんぼ計算」が別ページで両方とも紹介されていました(多分、意図的)。
なもんで、市販のドリルを購入する際は、ただ単に「6+8=」とか「9+6=」とか、計算だけの羅列問題集ならいいけれど、わざわざ数字の下に「ヘ」の記号が書かれているようなドリルの場合は、そのドリルが自分の子供に教えたい方式のさくらんぼ算として紹介されているかどうかをチェックする必要があるな、と思いました。
我が家にある市販ドリルの1つに、学校の宿題ブリントのように何も考えずに後ろの数字を分解させるドリルがあったので、これは息子にやらせるのはやめて、私が家庭学習ノートを作る時の参考として使うだけに留めることにしました。
市販ドリル選びもなかなか奥深い。。。
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